ふだん何気に新鮮だと思って吸い込んでいる空気。意外に汚れているのです!
長い間使われ続けているダクトの中は溜まりに溜まったホコリだけでなくヤモリやゴキブリなどの死骸、それと空調機から飛散してくる断熱材、鉄サビ等が多く堆積しています。
そのダクトの中を通る空気を新鮮な空気と勘違いし吸い続けると目や鼻、のどの痛み、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、気管支炎、頭痛などの諸症状がシックビル症候群につながるのです。
1 室内什器、備品、カーペット等のビニールにより養生及び吹き出し口(アネモ、ガラリ)の養生
2 ダクトに作業員又は、台車(清掃ロボット、高圧エアーブラシ)が進入する為の作業口(点検口)を開口する。
3 ダクト根元部分に集塵機の吸い込み口を設置する。
4 作業員又は台車(ロボット、高圧エアーブラシ)をダクト内部へ入れ、超高静圧集塵機を作動し塵埃を吸い取る。
もしくは、ダクト内部のホコリを、高圧エアーガンでダクト根元に設置してある集塵機に向かって吹き飛ばし、集塵する。
吹出ガラリ、吸込グリル (PK、VHS) 等は取り外して洗浄する。
5 作業前に開けた作業口(点検口)は亜鉛版 (0.6ミリ厚)でビス止めし、亜鉛版の周囲をシリコンで補修し気密を保てるようにする。
6 取り外した吹出ガラリ、吸込グリルを元通りに設置する。
7 空調機の試運転をし、正・異常の確認をする。
8 吹出口から塵埃が出てないか確認する。
9 確認後に室内養生を回収及び清掃する。